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私たちのイノベーション(昭和・平成を振り返り、令和を生きる )

2022.03.01

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あなたは昭和生まれですか。平成の生まれですか。それとも令和?!令和生まれの人がこの記事を読んでくださる頃には、何とお感じになるのでしょうか。
時代の流れで環境が変化していくのはよくあることです。ひとつはっきりしていることは、「イノベーション」には誰かが関わっており、その誰かが意図を持ち、「変えようとして」 変えたのだということです。(※イノベーション:「革新・新機軸」と訳します)

1.昭和の営業マン

昭和を代表するもの(やストーリー)なら、いくつも語れます。なにせ、私が昭和生まれの昭和育ちですから。
数ある中でも「ド根性の物語」は昭和人がどっぷり経験してきたことでしょう。

あるマーケッター(営業コンサル)の著書から、昭和営業マンあるあるのメタファーを引用します。(メタファーとは比喩のことです。比喩でもよかったのですが、時は令和なので英語で表記しました)「昭和の子どもたちに泳ぎを教える方法は、大きく2パターンありました。 学校の体育の授業で習うか、兄弟や近所のお兄ちゃんたちに、いきなり水に放り込まれ
て、ほぼ自力で何とかするというこの2種類です。 後者はトラウマになって、 水が嫌いになる子もいました。 やがて水泳事情も、スイミングスクールの出現に よって、『水に慣れる⇒顔を浸ける』といった一連の段階と、個人に合わせたペースで 身に着くようにと変化していったのです。 昭和の営業マンの育て方といえば、 いきなり水に放り込むパターンが当然のことでした。」
こんな荒っぽい方法では、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライなど、営業活動でのバリエーションを増やせるとは思えません。少なくとも私には自信がありません。
スイミングスクールが登場したように、営業マンの育成にもイノベーションが生まれるのは当然のような気がしますね。

2.平成の環境とイノベーション

目を閉じて平成を振り返ってみると、どんな思い出が浮かぶでしょうか?

平成初期には日本でバブルの崩壊があり、世界ではグローバリズムを謳っていました。
悲しいニュースでは、自然災害が次々と発生しましたね。
そのような環境と時代の変化と共に、ITの革新が一気に進みました。グローバル化という前向きな目的もあれば、経済の急降下や災害という危機に備えるという意味もあったのでしょう。

約30年間で大きく変わったことを物語る指標としては、時価総額があります。
※時価総額という概念自体に懸念をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
決して良い悪いの判断材料ではなく、事実上の変化を見るための資料として添付しています。


出典::フォースタートアップス株式会社 メディア STARTUP DB グローバル時価総額ランキング より

さて、流行というものは誰かが仕掛けています。
同じようにイノベーションに貢献をする人が、どこかに存在しています。
そして私たちは流行やイノベーションに順応を示すのか、拒否をするのかという選択をしながら、常に今という時代を生きています。

3.ファッションや町おこし

流行といえば、ファッションが代表的です。
毎年のトレンドを、いったい誰が決めているのでしょう?
まず 「国際流行色委員会」 という機関が色決めをし、トレンド発信をする企業があり、有名なコレクションでショーを執り行い、いよいよ小売店の展示でアピールするという流れがあるそうです。幾人もの仕掛け人で成り立っているようですね。

「町おこし」という言葉を聴いたことがあるでしょうか?正確には、町に限らず 「村おこし」 「地域おこし」 などの類例があります。
ある地域に住人や来訪者が増えるよう、地場のブランドを開発したり、旧家屋をリノベーションしたりという取り組みです。「ゆるキャラ」や「グルメフェス」といえばピンとくる人も多いことでしょう。ここでも仕掛け人のようなクリエイターたちが活躍しています。

広告代理店を経営する知人と、興味深い話をしてきました。
「Aという和菓子屋さん知っている?苦しんでいるようですよ」 と言うのです。私は驚きました。とても有名な(と私が考えている)老舗の菓子屋で、さぞや安泰であろうと想像していたからです。
その人は、もうひとつ別の和菓子屋Bの名前を出し、そちらのイメージはどうかと聴くのです。
やはり私は 「そちらも立派で、昔からあるブランドだ」 と答えました。さらに、「AとBはどちらも老舗でどちらも知名度があるが同じなのか?」と続けました。

私のイメージは確かに違うのですが、上手に言語化はできませんでした。繰り返しますが、確かに違うのです。どちらも立派だと感じるのですが、大切な場に手土産を持っていくなら、私は日頃からBを選んでいます。

知人が言うには、AもBも長年変わらぬ商品群を持ちつつも、Bはイノベーションをし続けているのだというのです。

今、偶然にも私の目の前にBの紙袋があります。私に見えるのは昔からある印(ロゴ)とひらがなの店名。ふと逆側を見てみると、アルファベットで表記した店名に加え、「Traditional Japanese Confectionery」 と 英語で書いてあるのです。(訳:伝統的な日本のお菓子)
Aにはこういった小さなイノベーションをし続けている様子がないということがわかりました。

その知人は、Aにイノベーションを提案しようと計画しているのだそうです。
そういえば 「もっとイノベーションしたほうがよさそうだなぁ」 と思いつく会社や店舗が、2つ3つ思い浮かびました。
そしてすぐ、私は私自身のことを考え、ハッとしました。

4.私自身のイノベーション

昭和・平成・令和、たくさんの人々の力によってたくさんのイノベーションが起こりました。私はそれを受け入れるか、拒否をするかの選択をしながら生きています。インターネットを使うか否か、スマホを所持するか否か、サプリを飲むか否かなど、ただでさえ、人は毎日35,000とも60,000ともいう選択をしていると聴きます。
私がハッとしたのは、選択こそしているものの、それは誰かの起こしたイノベーションに対してであって、果たして私が起こしてきたイノベーションは or これからも生き抜くであろう100年時代に、自身はどんなイノベーションを起こすのか or 起こさないのか、という考えに至ったからです。

できれば私は、Bの和菓子屋のように、小さくともイノベーションを起こしながら生きていきたいと感じます。

そしてひとつ納得したことがあります。どうしてコーチの私が自分にコーチを着けるのか、ということです。
人のイノベーションを選択して生きていくだけならコーチは必要ないでしょう。小さくとも自分なりの革新を起こして前に進みたい、そんな内なる思いがあればこそ、コーチと共に未来を築いていけるものです。

多くの人や世の中のために、役に立つイノベーションを起こす人もいます。そして私は、まず自分自身の役に立つイノベーションを起こしながら、100年時代を生きるため、次回のセッションでは 「私自身のイノベーション」 というテーマで話をしようと決めました。

5.まとめ

これからも誰かがイノベーションをもたらしてくれるでしょう。そして私自身のイノベーションを起こしていくのはもちろんですが、「私たちのイノベーション」を共に起こすことができれば、100年時代を生きた証になると強く感じます。

記事の著者

船木 優子Yuko Funaki

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ

メーカー企業にて営業アシスタントを経て、新人スタッフ育成を学び担当する。テーマパークの開業準備を経験した後、人材育成の部門にてマネジメント、キャリアディベロップメント、アルバイトスタッフ育成など幅広く携わる。2004年にコーチングと出会い、社内に導入する。その後、外食産業系企業で店長や女将業の現場経験を積み、2013年に独立。現在は、プロコーチとして企業の人材育成、組織開発を行っている。