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コーチングとは
2018.11.01

コーチングとは何か?コーチングの定義やコーチ・クライアントの役割など、コーチングの全体像についてまとめました。
1.コーチングの定義
コーチングとは『実現する。達成する。共創する。』
クライアント(個人・組織)が本当に実現したいことを手に入れるために、クライアントとコーチが共創することです。
(2021年4月WSC定義改訂)
2021年4月の改訂前のWSCのコーチング定義は
コーチングとは「相手(個人・組織)の主体性を引き出し、目標達成に導く」コミュニケーションスキルです。
「目標達成やビジョン実現という望む状態に向けて、相手(個人・組織)の自発的な行動と可能性を引き出すコミュニケーションであり、相手の学習と成長を促す継続的なプロセス」です。
国際コーチング連盟(※ICF:International Coaching Federation)の倫理規定では、次のように定義されています。「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」
※ICFは、コーチング業界と社会的地位を確立することをミッションとして、1995年アメリカで設立された世界最大のプロフェッショナルコーチの非営利団体です。
2.コーチとクライアントの関係、それぞれの役割
コーチとクライアントは信頼関係があり、常に対等な立場で協働関係を構築し、共創し続ける関係です。
コーチとは、コーチングをする人です。コーチは、倫理規定や能力水準(行動基準)に基づき相手(個人・組織)の「主体性を引き出し、目標達成に導くこと」に焦点を当てます。そのために必要なコーチングスキルを協働関係の中で発揮し、相手の目標達成に貢献します。また、アドバイスはしません。
クライアントとは、コーチングを受ける人です。クライアントは、コーチと共に目標に向かって自ら主体的に行動し、目標達成をします。また、「コーチが気付きを与えてくれる、何か良い質問をしてくれる」など、コーチに依存はしません。
3.コーチングは万能か?
コーチングは、ビジネスシーン、文化・スポーツ、教育、医療・介護、子育て等、様々なところで活用されています。
では、コーチングは万能なのでしょうか?
新入社員や子供等、やり方を知らない相手に対しては機能しません。また、能力・スキルが高くコーチングを必要としない人もいます。相手の能力・スキルや仕事のリスクを観察してコーチングをするのか、教える(※ティーチング)のか、任せる(権限委譲)のかを判断し、対応する必要があります。
また、精神疾患等で通院している方、その疑いのある方に対してはコーチングをしません。専門家に任せます。
※ティーチング
「自分が持っている知識、技術、経験などを相手に伝えること」です。
知っている人が知らない人に伝える、または、経験者が未経験者にやり方やポイントなどを教えることです。
まとめ
コーチングは必ずしも万能ではありませんが、個人や組織の目標や夢実現に向けて機能する「ねばならない」を「したい」に変えるパワフルなコミュニケーションツールであり、相手の可能性を引き出し、成長を支援するものです。
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