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未完了を完了する

2021.04.01

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コーチには、高い自己管理能力が必要です。
コーチ自身がパーソナルソリューション(自己変革)に取り組み、自己基盤を上げていきます。
自己基盤を上げる一つに「未完了を完了する」という方法があります。
未完了とは何か、完了することにどのような効果があるのか、
何度も同じ未完了に取り組むことから卒業する方法などについてまとめました。

1.未完了とは何か?

未完了とは、私たちの頭の片隅にある「気がかり」のことです。
例えば
・電球が切れている
・洋服のボタンが取れかかったままになっている
・テスト勉強をしようと机に向かったのに、机の上や部屋が散らかっているのが気になって、勉強せずに掃除をしてしまう
・借りたままの本がある

このように「やろうと思っていながらやっていないこと」、「先延ばしになっていること」、
「やめようと思いながらやめていないこと」、「過去のできことで、何か引っかかりを感じていること」
などが当てはまります。

未完了とは、エネルギーの漏れを表します。一見些細なことに感じる未完了は、気がかりを知らず知らずのうちに増やしていくことになります。
自分では意識していなくても、無意識がいつもその気がかり(未完了)を解決しようと頭が回転している状態が続きます。これはエネルギーを削ぐ原因となったり、ストレスを引き起こします。
まるで、コップに入ったひび割れといったイメージです。ある程度水は溜まりますが、少しずつ漏れてしまい、いつまでたってもコップを満たすことはできません。これがあなたのエネルギーをあらわしているとしたらどうでしょうか?

2.未完了を完了する効果

電球を交換するぐらい、借りたままの本を返すぐらいと感じるかもしれませんが、「未完了を完了すること」に取り組むことで得られる効果は、大きく次の3つです。
(1)エネルギーの漏れを防ぐことで、エネルギーレベルを上げることができる
(2)自分自身と環境が整うことで、自己信頼力を上げることができる
(3)完了体験は、目標達成や新たなチャレンジへの原動力を得ることができる

私が未完了を完了したことによる効果には、こんなものがありました。
(1)エネルギーの漏れを防ぐことで、エネルギーレベルを上げることができる
自転車のタイヤがひび割れていて、空気を入れても数日するとペダルが重くなっていました。まさにエネルギー漏れです。
タイヤを新品に交換したところ、今までにない推進力があって、どれほど重く、摩擦を感じて進んでいたことかと実感し、タイヤの空気とともに、自分自身にもエネルギーが満ちたように感じました。

(2)自分自身と環境が整うことで、自己信頼力を上げることができる
やろうやろうと思っていた早起きにチャレンジしたとき、3日目で風邪を引いて止めてしまったことがあります。その後しばらくして、「明日から早起きしよう」と腹の底から決めたところ、翌日から現在に至るまで何の苦もなく早起きができるようになり、自分との約束が守れるようになったように感じました。

(3)完了体験は、目標達成や新たなチャレンジへの原動力を得ることができる
あれもやらねば、これもやらねばと、毎週の締め切りに追われる日々を過ごしていたとき、あるタスクを、全部一度に集中して完了すれば良いと気づき、やってみました。今までは、なんでも締め切りに合わせていましたが、この完了体験から、やればできるという自信と、すぐやって手放すという意識の変化を手に入れました。

3.未完了を完了する方法

未完了を完了するためには、「未完了を完了するリスト」を作成し、一つ一つ確実に取り組み完了することです。
リストを作成する時、次のような視点で洗い出してみてはいかがでしょうか?
・身体に関すること
・人間関係に関すること
・物理的環境に関すること
・経済状況に関すること
・1週間以内に完了すること
・1ヵ月以内に完了すること
・協力者のサポートを得て1ヵ月以内に完了すること
・長期的に取り組むこと

コツは、すぐ終わることは、すぐやること。そして、すぐ取り掛かれないものは、手帳などにスケジュールとして入れておくことです。さらに、1つの未完了を完了したとき、自分自身にどのような影響があったのかを感じてみてください。エネルギーが満ちるのを感じることができるかもしれません。

4.まとめ

ここまで、未完了について扱ってきました。未完了を取り扱ううえで、私は2つ大切にしていることがあります。
ひとつは、同じ未完了が何度もあらわれないようにすることです。本当の完了、未完了からの卒業です。

私は以前、部屋の片づけを未完了としてあげ、整理・整頓をしました。ところが、またしばらくすると同じ未完了があがってくるということをずっと繰り返していました。ある時、このことにようやく気づき、同じ未完了を繰り返さないようにするためにできることは何かと考えました。当たり前のことですが、棚を購入することと、定期的に掃除すると決めることで解決しました。
同じ未完了を繰り返さないために、本当に完了するためには、持続可能な循環型システムも必要なときがあります。本当に完了できたとき、自分の基準が一つ上がったような気持ちになるかもしれません。

そしてもうひとつは、「言葉を変える」です。
私は「やらなくちゃ、やらねば」と言っていると、どんどん未完了が増えていくように感じます。
「やらねば、やらなくちゃ」は「やる、やろう」に変えてみてはいかがでしょうか?
言葉を変えたことで、後回しにすることが減ったような気がします。
言葉は自分の世界を変えます。ぜひ、試してみてください。

記事の著者

コークリエイター・ちえCo-creator Chie

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ