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ワーク・ライフ・バランス

2018.12.25

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あなたはワーク・ライフ・バランスを実践していますか?
これは、一日を「仕事」と「家庭」で均等分割することではありません。
政府広報オンラインでの定義では、ワーク・ライフ・バランスとはすべての方々が、やりがいや充実感を感じながら働き、多様な生き方を選択・実現できることです。

どうすれば私たちは、ワーク・ライフ・バランスを実践できるようになるのでしょうか?

1.ワーク・ライフ・バランスの効用

ワーク・ライフ・バランスは、自分で生き方を選択できることを目指します。
私が会社員時代のお話です。
20年前、産休・育休を取得した技術職女性は事務職に転換を求められました。
制度ではなく、上司からの「よかれと思って」の度重なる説得に応じて止む無くです。
私も若手時代にその説得の様子を目の当たりにしていたので、自分が当事者となった際、ある策を講じました。

・出産後1年未満で復職(次の4月から戻ることで組織に参画しやすい)
・時短制度は取らず、残業は1時間のみ可能
(実家・保育所・ベビーシッターなど活用・補助は会社の制度を利用)
・子供が急病の時は私だけでなく父親も早退・休暇をとる
(子育てをいつでも交代可能な「デュプレックスシステム」で行う)

ことを条件に、会社と交渉し、技術者のキャリアを維持継続しました。
当時ワーク・ライフ・バランスなる言葉はありませんでした。制約はあったものの、自分で選択し、やりがいや充実感を得ることができました。これが一番の効用と感じています。

2.何がアンバランスを引き起こすのか

ワーク・ライフ・バランスがうまくいかない要因は一体何でしょうか?

上記調査によると、無駄な業務、保守的、緊急の依頼などが上位にあがっています。
変えないリスクや急な業務への柔軟性がないことが伺えます。
また、出社して仕事をする職場の文化など、組織風土もまつわる課題も見えてきます。

「この仕事のために必要なものは何か」
を考えず、今までと同様の仕事をすることが影響しているように感じます。
目標設定、効果測定の曖昧さ、これがワーク・ライフ・『アンバランス』の要因では
ないでしょうか?

日本マイクロソフト社の澤円氏のことばをご紹介します。
「日本企業は礼儀正しく時間を奪う」
時間を奪われることでワーク・ライフ・バランスがアンバランスになるのです。

3.少しでも前に進むために始められることは

ワーク・ライフ・バランスにおいて必要なことは
・主体的に考えること
・コミュニケーションスキル(1対1、1対多)
に尽きると思います。
無駄をなくすために、目標達成のために何が必要かを考えて仕事をするだけでも変化が起こります。そして効果測定して学習のサイクルを実践することが効果的でしょう。

また、私の経験上最も役立ったスキルは巻き込む力です。
育児はもとより、人生100年時代長く働き続けるとなると、自分の病気や介護も経験するなど、人生の大波を乗り越えるような機会が訪れることでしょう。
その時に必要なことがコーチングに代表されるコミュニケーションスキルです。
周りの共感を得、協力を仰ぎ、周りを巻きこんでムーブメントを起こすことで、その組織全体に良い変化がもたらされます。

現在では私の元いた会社では技術者の育児休業は当たり前、時短勤務も可能だそうです。主体的に考えて、新しい当たり前をつくっていくことが本来のワーク・ライフ・バランスを目指すところと考えています。そしてその当たり前は自分の子供たちの幸せにつながります。
自分も幸せ、周りも幸せ、そして次世代の幸せを目指すワーク・ライフ・バランスにコーチングがきっと貢献することでしょう。

まとめ

2007年頃よりワーク・ライフ・バランスが唱えられてきました。11年経った今、実現途上ではありますが、自分が主体的に考え、行動することでバランスを取ることのできる領域が増えることでしょう。

記事の著者

矢頭 聖子Kiyoko Yatoh

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ

コーチ&ファイナンシャルプランナー。
元金融系システムエンジニア。2005年に独立。
現在は経営者や管理職、就職・転職・起業志望者を対象にコーチングとファイナンシャルプランナー両方のスキルを活かした個別相談やセミナーを実施。
また中高生やその保護者へのキャリア教育、金銭教育にも取り組んでいる。