脳の使い方を変えるWeメソッド®WSC ホールシステムコーチング®Whole System Coaching

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コーチングはどんな場面で使うの?

2018.11.04

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ライフ・コーチング、エグゼクティブ・コーチング、リーダーシップ・コーチングを始めとして、コーチングのテーマには様々な種類があります。話すテーマは常に受け手(クライアント)が決め、セッションがスタートします。

1. ビジネスシーンにおけるコーチング

コーチングの歴史にある通り、1950年代頃からハーバード大学で
ビジネス界におけるコーチングの研究が始まりました。
日本でも「部下育成の手法」や「経営管理」を目的としてコーチングを受ける、
またはコーチングを学ぶというビジネスマンが増えています。

<ビジネスコーチングのテーマ例>
・売上、契約、顧客満足度などの数値
・プロジェクトの完了
・昇進、昇格
・新商品の開発        など

2. スポーツ界におけるコーチング

とりわけ日本におけるスポーツ界のコーチは、OBつまり元選手が現役引退後にコーチへと
就任することが多いため、技術指導の要素が強いスキルコーチングが一般的です。
しかしここ近年、スキルコーチに加えメンタルコーチを招き入れるチームやアスリートも存在します。
例えば、2015年ラグビーワールドカップ英杯にて日本代表チームに帯同した荒木香織さんや、
元テニスプレイヤーのアンドレ・アガシさんを復活に導いたアンソニー・ロビンズさんなど、
スポーツ界にもメンタルコーチングの成功例があります。

<スポーツコーチングのテーマ例>
・スコアや記録などの数値
・チームのビジョンとミッション
・トレーニング(練習の)プランニング
・本番で最高のパフォーマンスを発揮する   など

3.その他のシーンで活かされるコーチング

学校教育・医療現場・子育てなど、コーチングのジャンルや活用シーンも様々です。
目標の設定と達成までのプロセスを協働できるのであれば、テーマに制限はありません。

<ライフコーチングのテーマ例>
・語学や音楽など、趣味の上達
・自己肯定感(自分に対する信頼)
・人生のビジョン
・断捨離
・パートナー、恋人、友人、家族との関係性  など

コーチングセッション以外の場面でも、日常でコーチングが活かされることもあります。
例えば、先日あった友人と私の会話です。(※話し手の許可を取って書いています)

友『妹のことがとても心配なの。
実は妹が結婚したがっている相手は、定職に就いていなくて。』
私『何が心配なの?』
友『利用されているんじゃないかと思って。』
私『あなたはどうしたいと思っているの?』
友『妹と話して、利用されているんじゃないかと言いたいの。
でも妹が怒り出しそうで…。』
私『妹さんと話して、どんな結果を望んでいるの?』
友『あぁ・・・そうね・・・。私、妹に幸せになって欲しいの。
怒らせるつもりはないの。』
私『もう一度聞いてもいいかしら?どんな風に話したいの?』

ここからさらに具体的な行動計画の話へと展開して行きました。
後日この友人は妹さんと真剣に、そして満足のいく話し合いが出来たそうです。

まとめ

コーチングは、目標達成に向けて対話で進行する継続的なコミュニケーションですから、
テーマやシーンに特に制限はありません。望む未来に向けたプロセスと考えて、テーマ選びを
するとよいですね。

記事の著者

船木 優子Yuko Funaki

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ

メーカー企業にて営業アシスタントを経て、新人スタッフ育成を学び担当する。テーマパークの開業準備を経験した後、人材育成の部門にてマネジメント、キャリアディベロップメント、アルバイトスタッフ育成など幅広く携わる。2004年にコーチングと出会い、社内に導入する。その後、外食産業系企業で店長や女将業の現場経験を積み、2013年に独立。現在は、プロコーチとして企業の人材育成、組織開発を行っている。