脳の使い方を変えるWeメソッド®WSC ホールシステムコーチング®Whole System Coaching

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間違えやすい職業

2018.11.06

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『カウンセラー・コンサルタント・セラピスト・コーチ』は、
似ている職業のイメージが強いと思いますが、違いがわかるでしょうか。
ここでは1つ1つの仕事内容について、簡単にご説明いたします。

1. カウンセラーの仕事

カウンセラーは、悩みや問題を持つ人の相談相手となり、その解決や変化に向けて
コミュニケーションの支援をするのが仕事です。
過去の原因に触れることや、時には助言やアドバイスをしてくれます。

私の知人の実例ですが(※本人に許可を取って書いています)
『会社で色んなことがあって、とてもクヨクヨしている。こんな自分を何とかしたい。』
という状態のとき、カウンセラーに相談をしたそうです。そうなったきっかけや問題への
こだわりをじっくりと聞いてもらえて、とても楽になったと話していました。

2. コンサルタントの仕事

コンサルタントは、専門分野における豊富な知識やデータを持ち、戦略や方法を提示したり、
企画や立案を手伝ったりするのが仕事です。
経営コンサル、IT系コンサル、人事コンサルなど、分野は多方面に渡ります。

「企業と障害者のマッチング」を専門とするコンサルタントと、企業の採用担当者との
会話を聴いたことがあります。企業側に障害者を雇う意思はあるのですが、知らないことが
多すぎるという問題に直面します。コンサルタントはクライアントの希望・理想の状態を
ヒアリングし「専門家ならでは」のソリューションの提供と戦略アドバイスをしていました。
私の感想は、コンサルタントの知識や情報は、1日・2日で得たものではないということ
でした。

3.セラピストの仕事

カウンセリングと同様に治療の目的が多く、その方法は多く存在します。
アロマセラピー、アニマルセラピー、ミュージックセラピーなど。
治療が必要でない人も、リフレッシュや癒しを求めて相談に訪れることもあります。

ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンさんが語っていたことを引用します。
『ウルヴァリンの役を演じるときは、怒りの感情をたっぷり使わなければならない。
 終わった後はその感情を使い切ってしまうので、家に帰ると妻が喜ぶんだ。
 穏やかでリラックスしているみたいだと。どうやらウルヴァリンの役柄そのものが
 セラピーになっているみたいなんだ。』

役を演じることにセラピー効果があるとは、興味深い話だと思いました。

4. コーチの仕事

コーチングでの会話は「現在」と「未来」が中心です。
「コーチングとは」でも説明しましたが、目標を設定し、その達成に向けた
コミュニケーションを継続していきます。誘導やアドバイスは仕事ではありません。

ここでコーチが気をつけるべきことに「精神疾患」の問題があります。
例えばこのような場合です。

契約を取り交し継続的にコーチングを受けている人(クライアント)が、
あるコーチングセッションの日に、ひどく落ち込んでやって来ました。
  「今までに経験したことのない危機的体験をした」と話します。
ここでコーチに求められることは
・1ヶ月(目安)状態が変わらない場合、病院に行くことを勧める。
・知人の専門家を紹介する。
という判断や対応です。

仮にコーチがカウンセラーの資格を所持しており、両方の専門家であったとしても、
あくまでも契約の内容はコーチングであるため、その時間を使ってカウンセリングを
することはありません。カウンセリングをするには別の契約を取り交して実施することに
なります。つまり「コーチング」のついでに「カウンセリング」をすることはありません。

まとめ

コーチは
「現在と未来を取り扱う」「誘導・アドバイスは無い」(※提案はある)
「治療ではなく目標の達成を支援する」(改善・継続・修正などを含む)
 いかがですか。違いはおわかりいただけたでしょうか。

記事の著者

船木 優子Yuko Funaki

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ

メーカー企業にて営業アシスタントを経て、新人スタッフ育成を学び担当する。テーマパークの開業準備を経験した後、人材育成の部門にてマネジメント、キャリアディベロップメント、アルバイトスタッフ育成など幅広く携わる。2004年にコーチングと出会い、社内に導入する。その後、外食産業系企業で店長や女将業の現場経験を積み、2013年に独立。現在は、プロコーチとして企業の人材育成、組織開発を行っている。