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相手を認めるってどういうこと?

2018.11.26

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相手を認めるとはどういうことでしょうか?認める(承認)についてまとめました。

1.認める(承認)とは?

相手を認めるとは、「承認」することです。
承認とは、認めること、そこに気づいていることを相手に言葉で伝えることです。

本人が自分を知り、可能性を広げる上で役に立ちます。相手の自己成長への認知を促したり、次の行動に向けての大きな動機づけになります。相手が自分自身ではまだ気づいていないこと、変化しつつある部分、価値観を表している行動に焦点を当てて伝えるとより効果的です。

2.承認の種類

承認には、存在承認、行為承認(成長承認、成果承認)の2つがあります。

■存在承認
・相手の本質を認めるものです。存在承認するのは、行為・行動ではなく、価値観を表している部分、人となりです。その人がどんな人なのかに焦点を当てます。

例)「この行動から、あなたが継続することを大切にしてきたことが伝わってきます」
  「思いやりを持った優しい人なのが良く分かります」

■行為承認(成長承認、成果承認)
・相手に現れている変化や違い、成長や成果を伝えることです。承認は、褒めることや賞賛することではなく、肯定的な事実を言語化して伝えます。

例)「今、経済の勉強をしているんだね」
  「大きな声で話すようになったね」
  「計画通りできましたね」

3つの立場での承認があります。

■YOUメッセージ:「あなたは〇〇ですね」
・相手に現れている変化や違い、成長や成果という肯定的な事実を客観的に伝えます。

例)「目標達成しましたね」
  「最後までやり切りましたね」

■Iメッセージ:「あなたが〇〇したことは、私に□□といった影響を与えてくれた」
・相手の言動によって、私がどんな影響を受けているかを伝えること
・私自身の感情を事実として伝えるため、相手にとって受け入れやすい形である

例)「あなたのプレゼンはとても分かりやすくて、私ももっと勉強しなくてはと感じました」
  「あなたの一言で、私は自信を取り戻すことができました」

■WEメッセージ:「あなたが〇〇したことは、私たちに□□といった影響を与えてくれた」
・相手の言動が、チームや仲間全体にとってどんな影響を与えたかを伝えること

例)「あなたが正直に話してくれたことで、私たちの結束が一段と強くなりました」
  「あなたの仕事に対する情熱が、私たちチームのやる気を引き出してくれました」

3.褒めるとの違い

褒めることは(賞賛)は、「声が良く聴こえて、前より良いよ」「すごいね、勉強家だね」「よく頑張ったね」など。こうした言葉は、相手に対する評価が入っています。

もちろん褒めることは有効な方法ですが、評価が入ると上下関係の構図ができるため、関係性によっては受け取りにくくなる場合があります。人によっては、褒めてもらうことが行動の目的になることがあります。したがって、より深い関係を築き、相手の主体性を引き出すには、承認が有効です。

まとめ

私が入社したころお世話になった上司は、承認が上手な方でした。
私の席の横を通るたびに「頑張っとるな」と声をかけてくれるのです。それだけでも気にかけてもらえていると嬉しく感じていました。

ある朝、その上司に「おはようございます」と挨拶をしたのですが、作業をされていて返事はありませんでした。特に気にも留めていなかったのですが、その後、上司がわざわざ私のところへやってきて「さっきは挨拶してくれたのに返事をしなくてごめん。おはよう」と言ってくれました。

些細なできごとではありましたが、これをきっかけに私は、ますますこの人のために仕事をしたいと強く感じました。

相手を認める(承認)するには、日ごろから相手を良く観察することが大切です。

あなたの部下やメンバー、家族、友人など、周りの人をしっかり観察し、小さな変化や成長に気付き、伝えることを実践してみましょう。

記事の著者

コークリエイター・ちえCo-creator Chie

  • WSCコークリエイター
  • 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
  • ホールシステムコーチング®︎認定プロフェッショナルコーチ